日夜 心力 眼力をつくすとも・・・
2008.01.12 Sat
人の子となり弟となる者の道11(家業の病者となるを聞かず)蒔絵師(まきえし)、彫物師(ほりものし)、縫物師(ぬいものし)など、いとこまかなる、むつかしき事に、日夜、心力と眼力をつくす。かやうのわざは、面白からざれども、家業(かぎょう)なれば、つとめてすれども、いまだ気つまり、病者となるという事を聞かず。
むつかしきをきらひて、気つまるというは、孝弟の道、家業のしはざなどの、よき事をきらふ気ずいよりをこれり。是孝弟・人倫のつとめ行はれずして、学問・諸芸の稽古ならざる本なり。
書をよまざる人は、学問の事、不案内なる白徒(しろうと)なれば、読書・学問すれば、気つまり気ヘリて、病者となり、命もちぢまるとおもへり。是其ことはりをしらざる、愚癡(ぐち)なる世俗のまよひ也。
(和俗童子訓 巻之二 貝原 益軒)
よき後継者 よきリーダーを育てることは
今の日本の課題だもの

