2008.02.09 Sat
前日載せた ケヤキの写真について 補則です
このケヤキは道路上の植マスに植えられています 街路樹のカタチです
その道路の幅は クルマ一台が通れる程度 向かい側はそく建物です
上には無数の電線がはしり
裏は そんなに離れていない位置に あまり新しくない五階建ての集合住宅
今は こうこうと日が当たってます
ちなみに この通りには 同じように切断され養生されたケヤキがもう一本ありました
さて この環境のなかで この大きさのケヤキがどう生きていたか
このケヤキ 通常は25m〜30mの樹高があっても不思議ではない太さです それが上で広がっていたと考えられます
その大木が あまり離れてない位置に2本そびえていた事を 想像してください
電線にはからみ放題 3mそこそこしか離れていない手前の建物からは 支障枝の苦情
葉っぱが付くと 裏の住宅に日が当たらなくなる 暑い時期には日陰を作り快適を提供するケヤキも チョット時期がずれると日が当たらない洗濯物が乾かない と苦情がでるのです 秋になると この大木は凄まじい量の葉っぱを落とします そうするともう 周り中から目の敵にされるのです 葉っぱの掃除が大変と苦情が出ます
都内の汚れた空気を清浄し 夏の間のヒートアイランド状態を抑え どれ程快適を提供ししてもらったことかを すっかり忘れてです
とにかく狭い環境でこの大木ですから とうとう何とかしてくれ って事になります
陰では根元から伐っちまえと言ってる人も このご時世 自然保護の風潮を気にしますから 小さくしてくれとか 支障のないようにしてくれとか 無理難題を言うのです
どこか広いところに 移殖してやるというのが ケヤキにとってはもっともいいんですが
そう簡単ではありません
この大きさのケヤキを安全に掘りあげて 運び出して移殖するには このケヤキの周りの道路はモチロン手前の建物ギリギリまで掘り下げ 裏はフェンスをぶち抜いて裏の敷地内でも大掛かりな作業をする事になります 掘り上げるにも運ぶにも 大型のレッカーが必要でそれにはこの道路は狭すぎて話になりません ケヤキのために一旦道路を作り変えるしかありません
それほど大掛かりにしてまで このケヤキを移殖するか って言うと そこまでして自分たちの税金を使って・・・と逡巡するのです 本当はそれをやる 人間社会の成熟と慈愛の心がほしいんですがね
ま どんなに苦情を出す人でも 伐採して捨ててしまえとはいえないんです 自然保護派を気取る善人であることは顕示したいんですな
ってことで 苦肉の策が このケヤキなんです
大きさを可能な限り小さくすること 枯れないギリギリの大きさにすることにしたんです
無茶って言えば無茶なんですが 苦肉の策なんですな
病気による大手術説はおそらく当たっていないでしょう
まず同じ姿のケヤキが2本あること それと何よりも もし 病気にかかって この位置で切除しなければ助からないというような大病なら 放って置くと周りの住民に危険が及ぶわけで そんな時は間違いなく伐採 撤去と考えます この環境ですから住民も役所も渡りに船なわけです そんなもんです
というわけで こんな姿になったんです それが2本もあるのです
ここからはこのケヤキと人間社会との勝負です
この残された枝が生き続けるなら 手前の建物に支障を与えるのはもう間もなくです
人間社会が自然に敬意を払い 建物 電線を退かせ このケヤキを優先させてやるなら 何十年か後には 見たこともないような それはもう素晴らしい雄々しい姿の見事なケヤキになっているはずなんですがね
- 2008/02/09(土) 12:07:44|
- 憂|
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