小児に苦労さすべし・・・
2007.10.14 Sun
教育は早期より11(礼儀・読書・芸能を学ばせよ)小児の時より早く父母長兄につかへ、賓客に対して礼をつとめ、読書・手習・芸能をつとめまなびて、あしき方にうつるべきいとま(暇)なく、苦労さすべし。はかなきあそびにひまをついやさしめて、ならはし(慣)あしくすべからず。衣服、飲食、器物、居処、僕従にいたるまで、其家のくらゐよりまどしく、ばうそく(乏足)にして、もてなしうすく、心ままならざるがよし。いとけなき時、艱難にならへば、年たけて難苦にたへやすく、忠孝のつとめをくるしまず、病すくなく、おごりなくして、放逸ならず。よく家をたもちて、一生の間さいはいとなり、後の楽多し。もしは不意の変にあひ、貧窮にいたり、或(は)戦場に出ても、身の苦しみなし。かくの如く、子をそだつるは、誠によく子を愛する也。
(和俗童子訓 巻之一 貝原 益軒)
なんでも行き過ぎはいかん
息つく暇も無く 塾だ習い事だは 考えもんだが
部屋にこもって くだらんゲーム三昧など 許しちゃいかんってことだ
ガキのうちに苦労を乗り越える訓練をさせておかんと いい歳してチョッと辛い目にあうとめげちまう
ロクに努力もしてねーのに いくら一生懸命やっても報われない なんて
泣き言ヤロー になって 引きこもっちまうんだな
教育は早期から12(幼少より艱難苦労を)
幼少よりやしなひゆたかにして、もてなしあつく、心ままにして安楽なれば、おごり(奢)にならひ、私欲おほくして、病多く、艱難にたえず。父母につかえ、君につかふるに、つとめをくるしみて、忠孝も行ひがたく、学問・芸能のつとめなりがたし。
凡(そ)人は、わかき時、艱難苦労をして、忠孝をつとめ、学問をはげまし、芸能をまなぶべし。かくの如くすれば、必(ず)人にまさりて、名をあげ身をたてて後の楽(たのしみ)多し。わかき時、安楽にて、なす事なく、艱苦をへざれば、後年にいたりて人に及ばず、又、後の楽なし。
(和俗童子訓 巻之一 貝原 益軒)
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