踏まれた側が・・・・
2007.06.30 Sat
近頃 『 江戸しぐさ 』 なる言葉をよく目にするもんで越川禮子 著
商人道「江戸しぐさ」の知恵袋
を読んでみたのです
『 江戸しぐさ 』 とは 著者の師・芝三光(あきら)氏が名づけたものらしいが
武士階級に『武士道』があったように 江戸の町衆(町人のリーダー的な人)たちにも“ノーブレス・
オブリージュ(自己の身分に伴う義務) ” の精神に基づいた『商人道』 があり それが
『 江戸しぐさ 』 なのだと
江戸の町衆たちが 商売繁盛のため知恵を絞り 工夫して築き上げた 人間関係を円滑にする為の教えで
その根本には 「 この世に生きている人間はみんな 仏さまやご先祖さまに見守られながら生きているのだから お互い教え合い 助け合い 楽しく 明るく いたわり合って暮らしていこう 」 という 互助・共生の精神 があるという
また 「江戸しぐさ」 の “しぐさ” は 仕草・仕種ではなく “考え方・ 心構え” であり 瞬間的に 言葉遣いや表情 身のこなしとなって表れるもので 「クセ」にまでなっていなければならない という
狭い道ですれ違う時 肩を引き合って胸と胸を合わせる形で通り過ぎる 『 肩引き 』
雨のしずくがかからないように 傘を傾げ合って気くばりをする 『 傘かしげ 』
など 稚児しぐさ のほんの一端で つまり子供でもクセになっていて当たり前に実践できる
これが「 江戸しぐさ 」 である
なるほど なるほど もっとも の「江戸しぐさ」 が この本には満載である
企業の社員教育や学校の道徳教育に続々採用! なんて オビにもある
『武士道精神』と並び この『江戸しぐさ』 を 現代の道徳教育に採用する事に 大賛成である
そういえば 混み合った電車で誰かに足を踏まれた時 踏んだ側はもちろん「ごめんなさい!」 踏まれた側も思わず「スミマセン!」 これって “江戸しぐさ” 笑ってしまうが お互いに平和な気持ちになる
それが 「踏まれた側なのに 何で謝るんだ」 となり ついには「電車が揺れたのが悪いんだ! 俺に責任はない」 なんて 踏んだ側も謝らなくなる
権利ばっかり主張する 訴訟社会の 謝ると不利になる 的な風潮がぎすぎすした世の中にする
踏まれた側が 思わず謝って どこが悪い〜!!
どー思う?

