酒盛りして油断させ・・・

2007.04.18 Wed

1853年 ペリー艦隊来航 開国と通商を要求
『開国しなきゃ 攻撃するぞ』 ときたもんだ
露骨に脅しをかけてきやがった

賢明な日本人 軍事力 武器 兵士の技量・メンタルに考えをめぐらして
『開国は重大な問題であるから しばし検討の猶予をもらいたい』 と丁重に対応

ペリー艦隊 『来年また来るぜ それまでに決めておけ』 と言い残し江戸湾を去る

さあ どーしよう 日本の政治家は大騒ぎ
時の主席老中 阿部正弘 の苦悩と英断が始まる
「鎖国を守ってアメリカと戦争することになると 総力戦になり多くの国民に犠牲が及ぶ ならば国民各層の意見を聞くのは至極当然である」
そこで
諸大名に 『どーんな事でもいいから 絶対怒ったりしないから 思う存分に意見をだしておくれ』
さらに幕臣から諸藩士・一般庶民まで 『良い意見があればどんどん申し出ておくれ』 と御触れを出した この時代に随分思い切ったもんだ

意見書の多くは
  『アメリカの要求は断然拒絶すべきであるが 戦争になればアメリカに対抗するだけの軍備は
  整っていないので なるべく確答しないで 時間を引き延ばすのが良い』

  『条件付きで ひとまずアメリカの要求を受けるのも仕方ない』

  『アメリカの要求を拒否すべきだが 戦争になれば勝利は覚束ないから 年限を限って交易を
  許すのも止むを得ない』

少数意見は
長州藩主 毛利敬親(たかちか)
  『アメリカの要求は断固拒否すべし』

かの長州藩士 吉田松陰 (盟友 肥後藩士 宮部鼎蔵 に宛てた手紙より)
  『天朝である日本を屈服させたアメリカ艦隊 また来年来るというから その時こそ日本刀の
  切れ味を見せてやりたい! 』
                 (浦賀で佐久間象山に会ったとき)
  『勝敗を度外視しても ペリー艦隊に乗り込んで日本刀の切れ味を見せてやりたい! 』

ご存知土佐藩郷士 坂本龍馬 (19歳 父に宛てた手紙より)
  『異国船此処に来たり候う由に候えば 軍(いくさ)も近きうちと存じ奉り候 その節は異国の
  首を討ち取り 帰国仕るべく候』

佐倉藩主 堀田正睦(まさよし)
  『アメリカは堅牢の軍艦あり 我が用船は短小軟弱。 アメリカは大砲に精(くわ)しく 我は器機
  整わず。 アメリカの兵士は強壮にして戦場を歴(へ)たり 我は治平に習い武備薄し。右にては
  勝算これなく候あいだ まず交易御聞届け 御武備厳重致したく候』

おなじみ微禄の幕臣 勝海舟 
  『人材を登用し 交易の利益で武備を整え 大船を造って海外に出貿易すべし』

ここに痛快 江戸新吉原の遊女屋主人 藤吉
  『漆器等を贈って異国船に入り込み 酒盛りして油断させ 鮪包丁で異人を斬り捨てる』
                            (意見採用の節は営業許可の拡大を願)

・・・・・・・大笑・・・・・・・・・


                                鈴木荘一 著 『 開国の真実 』 参考
  1. 2007/04/18(水) 01:50:22|
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