2007.04.23 Mon
1860年 幕府最初の遣米使節団
井伊大老の命を受け 日米通商条約の本書交換のため派遣
正使新見豊前守正興(しんみまさおき) 副使村垣淡路守範正(むらがきのりまさ) 目付小栗忠順(ただまさ) 仙台藩士玉虫左太夫 総勢80名
アメリカ人の日本使節団に対する印象は 詩人ホイットマンの詩におなじみで 前ここにも書いたが
では その時 訪米した日本人の目に 外国人はどう映ったのか
資料は少ないようだが チョット面白いので
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鈴木荘一著『開国の真実』 より 抜粋 してみた
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副使村垣範正が 首都ワシントンで大統領ブキャナンと会見した時の印象
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『ブキャナン大統領は七十歳余りの老人で 白髪温和であり 威厳もある。 アメリカ大統領は四年目毎に国中の入札(選挙)で定める由である。 (アメリカでは)上下の別もなく 礼儀はまったく無いので 狩衣を着たのは無益な事であった。 しかし新聞に今日の狩衣の様子が絵入りで報道されており はじめての外国への使いを果たしたのは男子に生まれた甲斐があったというものだ。』
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目付小栗忠順の従者福島義言19歳
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『アメリカは新興国で人の気質は温和であり正直であるようだ。 高官の者もみだりに下人を侮ったりしない。 平民は高官にへつらうことなく 国は富み民は安らかに生活している。 外国を犬馬のように賤しいと考えてはずかしめるときは 彼から不仁不義の名を得るだろう。 彼に対して仁義の道で交わることが大切である。 そうすれば彼も長く我を尊敬し 日本を奪おうなどとの志を絶つであろう。』
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能力も人間性も尊敬に値しない上司にでも 礼儀 身分が絶対の武家社会で育って それでも開国派で革新的思考をもっていたであろう遣米使節のメンバーにとって イエスの下に皆平等が根付くある意味 民主的なアメリカ人社会のうわべを見れば それはもう別世界で なんて素晴らしい社会なんだろう と思ったんだろーな
黒人奴隷問題を抱え じきに 同じ民族同士が南北に分かれて南北戦争を始める なんてことは 知る由もないんだもの・・・
彼らを乗せた米軍艦ボーハタンはアメリカに向かう途中 石炭補給のためハワイに寄港している
村垣範正の はじめて会ったハワイ人の印象は かなりの衝撃だったようだ
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『(王妃は)容顔色は黒しといえど品格おのずからあり。 両肩をあらわし 薄ものをまとい 乳のほとりをかくし 腰の方より末は美しき錦の袴のようなものをまとい 首にはつらねた玉の飾をつけ 生きている阿弥陀仏か と疑うばかりである。』
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正装が十二単の日本人女性に比べ その露出の多さに きっと目のやりばに困っただろーね
見るもの聞くものことごとく新鮮で刺激的だったろーし それらは西洋文明に毒されていない日本人の純な心に何の抵抗もなくスーッと入り込んだに違いない
良くも悪くも・・・・・
- 2007/04/23(月) 01:05:58|
- 楽|
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