近い将来を飛び越えて・・・

2007.02.23 Fri

『 グローバル作物多様性トラスト 』 という組織に チョイト引っかかった。

この組織 国連食糧農業機関 国際農業研究協議グループ 世界銀行などが出資する国際機関だという。

これが 北極圏の永久凍土の中に 人類にとって貴重な “遺伝資源” である作物種子を約300万種 永久保存できるでっかい貯蔵室を建設するというんだな。

本部のあるノルウエー政府と 米国・インド・カナダなど15カ国の政府 3企業が出資 (総額56億4000万円) して建設始めたとか 早ければ2008年末にも完成というんだわ。

それで・・・・・・

この貯蔵室の運営 管理する組織が 『 グローバル作物多様性トラスト 』 なんだと。

200年後をにらみ 気候の変動 自然災害 植物の病気の蔓延 戦争 テロ 資金不足などのあらゆる脅威から 作物品種の種子を護る というのだ。

この種子バンクなるものは 既に 世界各国に 1400 程あるらしいのだが 設備の不備や管理状況が悪かったりで 大半は使い物にならない状況だというから この貯蔵室建設の価値は大きいのだろう。

世界の将来の 食糧に対する安全保障に真剣に取り組む姿勢も評価に値するのだろう。


しかし このど素人 なーんか 釈然としないんだな。
えらーい人たちは なるほど将来を見据え 大金を使って 人類の永遠の生存を前提に あれこれ考えるもんだ。
近い将来を飛び越えて 200年後を見据えているというのが いかにも えらーい人たちの考える事は・・・・・・と思うんだな。

近い将来のことは もう諦めちゃったの? と言いたくなっちまう。


農業ってもんをどう守るんだろう。
病害虫に強く生産性の高い単一作物を 規模を大きく機械化に任せ合理的に生産しなければ 生き残れない今の農業。小さな農家は生活できないから土地を手放し職を変えるしかない。過疎化は進み後継者などいるはずも無いが 生活できないのだからしょうがない。これが現代農業の実情か。
こういう状況が 多くの作物の種子を地球上から消してしまうんだ。

後世に保存する事を考えるより この状況をくいとめることの方が大切なんだろうな・・・・ きっと。
この期に及んで 国による小規模農業の保護政策は やっぱり甘えだと言うのだろうか。

今どき流行の 遺伝子組み換え作物もどんどん開発され保存されるに違いない。  そこには開発企業の 知的財産権 とか 特許 とかの 利害が渦巻き そんな利欲の塊のような種もいっしょに保存されることになるんだろーな。


京都議定書にに参加しないと言い張った先進国 CO2の削減義務をサッパリ果たせない国 京都議定書そのものを否定する発展途上国   こんな状況では・・・・・・

200年と言わず ごく近い将来 地球温暖化はどんどん進み 異常気象は起こり放題 核開発国は増える一方 イスラム社会のテロ行為は世界中に及び 遂に世界はぺんぺん草も生えない焦土と化してしまう なんて事には・・・・・・・・

200年後には 新人類が もう永久凍土ではない北極圏の貯蔵室にかろうじて残った作物の種を その荒廃した土地に蒔いている なんていう姿が頭をよぎるんだな・・・・・・。


ま 種子の保存も いーが
作物種子より前に 人類が滅びてしまっては元も子もないだろう
“200年先”の前に “近い将来”の為に “金と頭脳 ” を使うべきなんじゃねーのかな。


どー思う?
 





  1. 2007/02/23(金) 00:09:33|
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