『 マイッタ! 』
2007.02.13 Tue
フランス国際柔道大会は男子100kg超級 井上康生
女子75kg超級 塚田真希
男子73kg級 金丸雄介
男子66kg級 秋本啓之 の4階級で優勝
最近の柔道 特に国際試合は 教育的指導などの反則のポイントで勝負がつくケースが多く
外国選手などそれを戦略にしたりして どうにも釈然としない試合も多い。
また 外国選手の 上半身の強さとと手足の長さを生かした アメリカンフットボールばりの 双手刈(もろてがり) 朽木倒(くちきだおし)などの技が多く それがまたよく決まる。
そんな傾向に慣れてしまっていたこの頃。
今日も何とは無しにボーっと見ていたのだが。
井上康生 の準決勝での “送襟絞め”
男子90kg級の 泉浩 の3位決定戦での “固め技(絞め技?)”
ともに 相手が 『 マイッタ! 』 の一本勝ち。
どちらの場合も 『あれっ? あれっ なんかやってる』 と 思った瞬間 かの大男たちが
いとも簡単に 『 マイッタ! 』 である。
背筋も凍るとはこのことか。
格闘技に理解が深く 会場に見に来るほどの柔道ファンならいざ知らず テレビで時々見る程度の ミーハーファンのこのど素人は 柔道が “格闘技” であり “武道” である事をあらためて思い知らされた一瞬だった。
武家社会において 武術 の一つであった “柔術” が 嘉納治五郎によって体系化され今日に
至る “柔道” 。 紛れもなく 一戦必殺 の 武道 であるはずだ。
投げ技 固め技 あわせて96本もの 技 があるというから 奥が深い。
井上の“絞め技”・ 泉の“固め技” が 『 マイッタ! 』 をしなければ死に至る技とするならば 一見地味に見える “大内刈り” “小内刈り” “小外刈り” などの足技も 同じ “一本技” であることを考えると 決まれば同じように死に関わる危険な技 と考えるのが正しいのだろうな。
などと考えてみたり・・・
いにしえの『西郷四郎(姿三四郎)の 必殺 山嵐 』に想いをはせたり・・・
ま とにかく男女とも 最重量級で優勝 というのがなにより嬉しい。
世界で “ 最も強い柔道家 ” ということであり 本家“日本”の面目躍如である。
試合後の会見では 相変わらずの寡黙で不器用そうな面々。
しかしそれは 間違いなく“ 日本の武道家 ”の顔である。

