崇高な使命感
2007.02.04 Sun
防衛庁から防衛省に昇格初代防衛大臣の肩書きが よっぽど嬉しかったのだろう ニッコニコだった 久間章生防衛大臣。
この男も 柳沢厚生大臣に負けず劣らずの軽薄ぶり。
『アメリカのイラク侵攻は間違いだった』発言。
それが合っているか間違っているかの問題ではない。
真意には アメリカに追従して自衛隊を派遣したのではなく あくまでも国連の要請に応えたもの。というのがあったんだろう。
このど素人 個人的には 久間氏の一連の発言 そんなに間違ってはいないと思うんだが。
しかし 家でメシ食っている時ならいざ知らず 公の場であれはないだろう。立場ってもんがある。
マスコミの絶好の餌食になるのは明らか。
あの場の発言全文を報道するわけはないのだから。
野党には閣内不一致とか アメリカ側も不愉快 不信感と もう大騒ぎ。
ま 百歩譲って そんなもの放っておけば良いとしても。
国民感情と 当の自衛隊員たちに対する 配慮と思いやりのなさに 腹が立つんだな。
今の国民感情としては 『イラクへの自衛隊派遣は間違いだった』 が大方だろう。
そして国防のトップである久間防衛大臣の発言は 更に国民感情を裏付ける。
では さんざん すったもんだの挙句 法律まで作って 自衛隊のイラク派遣を決定した あれは何だったの ってことになる。
それを決定した側のトップが 『あれは間違いだった』的なニュアンスの発言では。
延べ5500名の派遣された自衛官 そして今も常時200名規模で派遣され続けている航空自衛官たちの 立つ瀬がないではないか。
賛否両論渦巻く世論を背に 彼らはただ 人道復興支援という “ 崇高なる使命感 ” だけを胸に 危険を覚悟で現地に赴き 職務をまっとうしたのだ。
ひとりの死傷者も出さず 他人を死傷させる事もなく それを誇りに帰国した自衛官たちに対する尊敬と配慮の気持ちが あまりにも薄くはないだろうか。久間氏の軽薄な発言にそれを感じるのだ。
アメリカの兵士たちも 首脳の政治的立場・利害の思惑をよそに 『 我々が始めたのだから 途中で投げ出すわけにはいかない。最善をつくす・・・・』 とは これもまさに “ 崇高なる使命感 ”
イラク戦争の是か否かは 歴史が決める事になるのだろう。
ただ 駆り出された自衛官や兵士たち対しては 彼らの職務のまっとうを心から称え 無事の帰国を心から喜びたい。
『 大儀なきイラク戦争 症候群 』 なる言葉 安直な言葉遊びのようで不愉快な表現だが。
たしかに イラクから帰国した自衛官の自殺者が7名 全体に対する自殺率は異常に高いという。
危険と隣り合わせの異常な緊張感とストレスの体験 という事もあろうが このど素人は
“ イラク戦争の是非 ” と彼ら “ 自衛官の職務 ” とをごっちゃにした世論に対する “ 葛藤 ” が 大きな要因ではないかと思う。
命を懸け神経をすり減らし職務をまっとうして 帰ってみたら
「あの戦争は間違いで 自衛隊派遣も間違いで アメリカに従属しただけだ」
なんていう世論と視線を突きつけられたら・・・・・
そして自分たちの最高の上司である防衛大臣の軽薄な発言を聞かされたら・・・・・・
このど素人だって 死にたくなっちまう ってもんだ。
どー思う?

