“最高の尊敬と深い愛情”
2007.01.31 Wed
柳沢厚生大臣の 『女は子を産む機械』 発言人間は 腹に思いもしないことが 言葉になるはずはないのだ。
その非難は怒涛のごとき。
差別意識といわれるのも当然。
チョット 武家社会の女性に対する意識を覗いてみる。
武家社会の女たちというと 封建社会のなかで さぞかし 虐げられ絶対服従 というイメージもあろうか。
しかし 実情は違う。
そもそも武士道というのは 忠義を重んじる 自己犠牲の精神・教えである。これは 男にとっても 女にとっても変わりはなかった。
武士社会は 男たちは主君に対し 女たちは親・夫・子・家に対する自己犠牲で成り立っていた。
武士たちの意識の中で女性の価値は 戦場と家庭という別の次元で測られた。
戦場 つまり社会的・政治的な存在としては 確かに重要ではなかったが
家庭 つまり母・妻としては 女性は “最高の尊敬と深い愛情” を受けていたのだ。
父や夫が出陣し家を留守にするとき 家のやりくり 子どもたちの教育 家の防備までも 母や妻の手に託されていたのである。女性は幼少より武芸を習い身に付けていたから これらのことも賢明に実行できたのである。
武士たちが こんな女性たちを蔑んだり虐げたりするはずがないのである。
『女性は子を産む機械』 そんな次元の低い差別思考があろうはずはないのである。
しかし時代は 西洋からやってきた女性解放運動なるものによって 女性の地位を改善・向上させることになる。戦場にも参加していくのである。
自由を得 平等を獲得していくにつけ 母として妻としての “最高の尊敬と深い愛情” を 少しづつ手放していったのではないだろうか。
柳沢発言は そんな 女性に対する “最高の尊敬と深い愛情” が 薄らいでしまった社会 が 発した言葉ではなかろうか。
どー思う?

