技量 と 思い入れ

2007.01.04 Thu

まだ正月気分の この時期 散歩していて気になるのは
庭の植木の手入れ状況。

綺麗に手の入っている庭 手は入っているが上手くない庭 伸び放題の庭。

伸び放題の家は それぞれの事情もあるだろうから それはそれで気にならない。

問題は 手は入っているが下手くそな庭。

とくに 雑木の手入れが痛々しい。

いつの頃か 庭に野趣を取り込もうと 流行のように雑木を取り入れた時期があった。
しかし時が経ち 成長すると 雑木は手に負えなくなる。
こんな狭い庭に雑木なんぞ入れるから などと その庭造りに関わっていたのでない限り 言ってはいけない。
世の中の趣向に沿って その家その家のその時の好みで こうなっているのだ。
あとは どうそれらを手入れし 維持していくか これは植木屋の技量である。

伸びた枝をはずして 大きさを押さえ 枝先はいじらないで あくまでも雑木の良さを残すようにしたいのだが。
しかし 雑木はどうしても 触らないのが雑木らしい にこだわるのか 放って置いてどうしようもなくなって さて小さくしようとする。
こうなると もう 枝先を詰めるしか樹形を小さくする方法がなくなる。
それでも間に合わなくなると もう ぶつ切り ということになる。

枝先がすーっと伸びているのが らしい雑木も とにかくブツブツに切られている。
これが痛々しい。

雑木ではない庭木も とにかく どれもこれも強剪定で 常緑樹でさえ 葉っぱが ほとんど付いていないほどの手入れが結構見られる。
余程 サッパリさせてくれと言われたのか それともそれが正しいと思っている職人なのか。まったく 痛々しい。

いかにこの時期休眠期とはいえ 常緑樹の葉っぱには 春に向けての準備をする大事な仕事がある あまりにも 葉っぱがなさすぎだ。

樹木は強い剪定をすれば そこから 強い枝を出す。
サッパリさせたつもりが 逆に暴れる原因になる。
しかも 枝ゴミの量も増え これにまたお金がかかる事にもなる。

なんで こんなことになるのか。
個々の植木の 個々の枝の 切り際をよーく見てみると 見えてくる。
お客さんの意向か 職人の腕か。

個々の植木の特性を理解した剪み方かどうかは 職人の技量。
已むにやまれず その位置で枝を剪んだのか ただ無造作に枝を切ったのかは 職人の植木に対する思い入れ の問題である。

この 技量と思い入れ どちらかが欠けると
植木たちは 見るも無残な姿をさらす事になるのだ。








  1. 2007/01/04(木) 00:09:51|
  2. |
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:3

プロフィール

粉砕骨折

カレンダー

12 | 2007/01 | 02
Su Mo Tu We Th Fr Sa
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Category

Links

DTIブログ
ブログでアフィリエイト


DTIブログポータルへ

このブログを通報