気力の萎え

2006.10.29 Sun

去年の3月末に事故にあい 4ヶ月の入院 1月に半月の再入院。

この入院期間は 整形外科では かなり長期のようで。
その間 同病室に 次から次と入ってきては退院して行く。

このど素人のケガなどケガのうちに入らないような 悲惨なケガの人もあっという間に退院していく。
首の骨が折れた人でさえ。

全く医学の進歩と言うやつは このど素人の想像の及ぶものではない。

そんな中 医学ではどうにもならないなと思わせるものがあった。

それは 年寄りの“気力の萎え”と 看護師たちの手厚い看護に対する甘えから来る“我がまま”である。


その年寄りは 腰の手術で入院してきた。
割としっかり 杖使用で歩いて入室してきたはずである。

手術が終わり 日数も経ち そろそろリハビリをと言う頃には なんの不自由もない手厚い看護に もうすっかり甘えきっている。
痛みに耐えてのリハビリなど やる気力が失せている。

リハビリを嫌がるから 先生も看護師も口調も強くなり なんとしてもリハビリを となる。

すると その年寄りは更に不満を持ち 我がまま振りを発揮する。

時々見舞いに来る奥さんはと言うと。
今まで自分に向かっていたダンナの“我がまま”が 病院の先生と看護師に向いているのと 家で世話をする事から開放されたことに安住しているようで ダンナの不満に同調し“我がまま”をたしなめる事をしない。

こんな状態が続き その年寄りは 手術が成功したらしいにもかかわらず いっこうに歩けるようにならない。

そして 結局 車椅子で退院。

その後 このど素人も退院し 月一の通院時 一度だけその年寄りを見かけたことがある。

車椅子を奥さんに押されて診察に来ていた。
奥さん ちょっとやつれたか。無理も無いか。

その時 このど素人は
 いつ如何なる時も 己に厳しく 甘えを許さない“いさぎよい”年寄りになろうと心に決めた。


頑張る・・・。




  1. 2006/10/29(日) 00:20:06|
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