プロの仕事
2006.10.21 Sat
部屋の前のソメイヨシノがその向こう側の建築工事に支障のある枝をバッサリ落とされた話は以前に書いた。
現場側から眺めてみて驚いた。
見るも無残 とはこの事か。
それは とうていプロのやった仕事とは思えない 荒っぽい仕事だ。
切り口が荒っぽい 皮がめくれたまま 切り口の残り側にひび割れ 枯れ枝を落としておくことをしない。
木に登って チェンソーを使っていた姿は 確かに植木職人の風情だったが。
とんでもない 似非職人だったようである。
サクラは昔から“サクラ切る馬鹿”と言われるように 植木職人は切るのを嫌がる。
とは言っても 昨今の住宅事情と環境。
支障枝をおろさなくてはならない事はしょっちゅうである。
そんな時はとにかく 切り口に細心の注意を払う。
切り口を綺麗にしておかないと そこから雑菌が入り木全体を枯らしてしまう事がある。ひび割れなどとんでもないのである。
サクラは特に枯れやすい木である事は常識中の常識。
まともな職人は切り口に気を使った上に 癒合剤というのを塗って 雑菌の侵入を防ぐのである。
枯れ枝と言うのは 植木職人の本能として必ず落とすものである。
景観もあるが 何よりも 枯れ枝が雨風で落ちて住人や通行人にケガをさせてはならないため また次回手入れをする時 自分もしくは他の職人が間違って手や足を掛けることの無いように である。
これもまともな職人なら 常識である。
これらの事が出来てないと言うことは 彼らは植木職人ではないのである。
しかし最近は こんな植木屋が横行している。
それで高い料金を請求するのだから お客さんは仕事の質と料金を比べ“植木屋さんは高い”となる訳で。
自分の首を自分で絞めているのである。
植木に対する正しい思い入れと適正な処置 適正な値段。
これがプロの仕事ってやつだ。
植木に罪は無い。
無残な姿が可哀そうである。
どー思う?

